折り紙と私

小学校から帰ってくると、母方の祖父母宅。

土日の休みは父方の祖父母宅。

どちらの家にも折り紙の本はあったし、もちろん自宅にもありました。

 

鶴、風船などのごくごくわずかな伝承折り紙であれば、折り方を見なくても折れましたが、それ以外は全く折り方を覚えるほど折らず。

中学の文化祭で、折り鶴で大きな絵を作る企画。せっせこせっせこ黒い鶴を何百羽、仲良しの4人グループでいかに効率的に作るかを考えたことも。

 

でも、私と折り紙って本当にこれくらいのごくごく一般的な薄くて浅い関係。

 

それがまさか、子どもとかかわる仕事に就くことになり。

二十代前半、病気で入院・手術することになり。

行動に制限がかかる中、唯一の楽しみは、親に買ってきてもらった折り紙。

 

一枚の紙で色んな形ができるのが楽しくて。

更に、病室を回ってくれる看護師さんたちに

「すごいね」「きれいだね」と言ってもらえたことが嬉しくて。

 

退院の日に、今まで負った折り紙を捨てようとしていたところ、

「自分の部屋がすぐわからなくなっちゃう高齢の患者さんのために、目印にしたいんだけど」

と相談を受け、そのまま折ったものをお渡しすることに。

 

その後、仕事に復帰してから、立体折り紙というものを知りました。

また、入院中に折り紙の折り方をネットで検索したところ、YouTube等の動画サイトで懇切丁寧に解説して紹介してくれていることも知りました。(新鮮でびっくり!)

更に、自分で折り紙の折り方を考える(!)なんてことをしていらっしゃる人がいることも!

 

折り紙の世界って面白い!

 

それからまた数年がたち。

壁面のちょっとした装飾にと、折り紙でリースを作り始めることに。

参考にした折り方をまとめる場所が欲しくて、このブログを開設しました。

 

自分の記録の意味合いが強いブログですが、どなたかの参考になることを祈って。